タクシーを降りるとき、「お忘れ物はございませんか?」と声をかけられたはずなのに...降りてみると◯◯がない! そんな経験がある人も少なくないと思います。
とくに、「さっきまで触っていたはずの携帯やスマホ」が無くなってしまったときは、困りませんか?
まずは、清算の時にもらったレシートを確認しましょう。このレシートにはタクシー会社名と連絡先が必ず記載されていますから、この連絡先に連絡してください。
でも、受け取ったレシートを見てタクシー会社へ連絡しようにも電話がない。最近は、公衆電話も探すの大変ですからすぐに連絡することもできず、途方に暮れることでしょう。降りて直ぐに連絡いただき、ご乗車いただいた車両にすぐに連絡を取ることができれば乗務員に降車地まで戻るよう指示しお渡しすることが出来ます。しかし、すぐにご連絡いただいても次のお客様をお乗せしている場合はご乗車いただいているお客様が降車されるまで連絡が取れませんので確認に時間がかかってしまいます。また、そのお客様がどこまでご乗車されるのかも分かりませんから、戻れないこともあります。降車地から離れたところに行ってしまっていた場合は、申し訳ございませんが、当該車両が帰庫した後で車庫のある会社(営業所)まで取りに来て頂くことになってしまいます。会社(営業所)まで、受け取りに来るのが困難な場合は、宅配便(着払い)にてお送りさせて頂くことも可能ですが、翌日以降の発送になりますのでご了承ください。
「無いと困るから・・・、タクシー料金を払うから・・・、すぐ届けてほしい」と、言われる方もいらっしゃいますが、申し訳ございません。実は出来ないんです。タクシーは旅客運送業のため、たとえ忘れ物であってもそれは荷物。貨物運送になってしまうため、料金を払って頂いても駄目なんです。(気持ちは、わかりますが・・・ごめんなさい。)
タクシーの中にお客様の携帯(スマホ)があるからとご携帯(スマホ)に電話をされても電話に出ることはありません。(着信音(バイブ)で忘れ物の携帯(スマホ)が車内にあることに気付いてもらう為には有効ですが・・・。)
乗務員は、お忘れ物を確認した場合、忘れ物をお預かりしている旨を会社へ車内で保管し帰庫時に会社(営業所)へ引き渡します。会社(事務所)に引き渡されたお忘れ物は、一定期間会社(営業所)で保管しますが、その後拾得物として警察署へ届けられます。(傘、なまもの(食品)等は処分させていただく場合もございます。)
乗務員には「お忘れ物はございませんか?」と声をかけ、後部座席を確認するよう指導しておりますがお客様も降りる前にお忘れ物がないか確認をしていただけますようお願いいたします。
調査会社のアンケート調査によると、タクシーを降りるとき、携帯・スマホを置き忘れたことがあるのは、5人に1人と少なくない割合だそうです。
また、男性と比較して女性のほうがやや「置き忘れやすい」傾向があるようです。ズボンやスーツのポケットなどファッションの違いも影響しているかもしれません。
実際に忘れ物で多いのは、どのようなものなのだろう?
「 忘れものランキング 」
調査会社による忘れ物トップ5は、
・第5位:手ぶくろ
冬の時期はかなり多くなる。タクシーに乗るとほとんどの人が外すためか。
※これからの時季、多くなりそうですね!
・第4位:傘
こちらも雨の日 が限られるのでランキングは落ちるが、降ったりやんだりの梅雨などは、とくに増える。
・第3位:鍵
キーホルダーが引っかかったりして、財布を取り出したときなどにポロッと落ちるのか。
・第2位:財布
降りる直前にお会計で使ったはずなのに...意外と多いのが財布とのこと。
・第1位:スマホ・携帯
と第1位は、スマホ・携帯でした。気をつけてくださいね。
中には、「スーパーなどで買い物した商品の入ったレジ袋」や「靴」とかの忘れ物も。足元や運転席の後ろは乗務員から殆ど見えないんです。(「靴」を忘れた人は、タクシー降りた時は、裸足だったのでしょうか?)