境交通ホーム» スタッフブログ» 災害時への取り組み①

災害時への取り組み①

最近ニュースでも報じられなくなってしまいましたが、9月9日の台風15号の影響により千葉県で大規模な停電が発生しました。

今ではほぼ復旧したようですが、被害に遭われた方に於きましては心よりお見舞い申し上げます。

境交通にも停電地域出身の乗務員がおりまして、実家で不便な生活をおくっていたそうです。

さて、境交通では2011年の東日本大震災より、災害時への取り組みを行っております。

先日の明番会の際にも、根本社長が「災害時は 法規よりも大事なものがある 、区域外でも困っている人がいたらお乗せするように」というお話を改めて全乗務員に伝えております。

また、事務所が停電になった際にも電気が使えるよう様々な機器を準備しております。

今回はそのうちの一つ、LPG発電機をご紹介致します。

※設置・充填は有資格者が行っております

LPGを燃料とした発電機は市販されておりますが、この発電機はホースが特注品です。

ガスボンベではなく、タクシー車両のLPGタンクと直結可能になっておりますので、非常時には車庫にあるタクシー車両から発電することが可能です。

私自身の経験ですが、大きな台風が来れば高い確率で停電する地域に数年間住んでいたことがありますので、停電時の不便さについては身に染みて理解しております。

実際使えるのは電池で点火できるガスコンロくらいです。風呂釜はガスや灯油が燃料であっても電気がなければ点火できないので使用できません。
明かりはろうそくに頼るほかありませんでした。
台風の間は家を締め切るほかないので、部屋はろうそくの炎と相まって異様に蒸し暑い空間となっておりました。

現代は電気がないと連絡すら付けられない時代です。
停電時でも大切な電源を確保出来るよう、工夫していかなければなりません。

災害がないにこしたことはありませんが、忘れたころにやってきても大丈夫なように、普段から取り組むことが大事と思います。